根管治療とは重度のむし歯は歯だけではなく、神経が通う根管まで細菌が感染しているケースは少なくありません。感染によって歯が折れ、神経が壊死してしまうこともあります。もし、その状態になれば、神経を抜くという選択肢が残ります。 歯の神経の治療を根管治療と呼び、 いかに精度の高い根管治療を施せるかが、とても重要になってきます。
神経が除去された根管の中には、細菌や汚れが溜まりやすいとされています。これらの細菌や汚れを丁寧に除去しないうちに薬を詰めてフタを被せてしまうと、後に根管は再感染してしまう可能性が高いです。根管内は複雑な構造となっているが故、完全な殺菌は困難を極めます。
残念ながら、根管治療後に再感染してしまった歯は、抜歯になってしまうことがあります。
当院では、マイクロスコープという特殊な機械を使って、精密な根管治療(歯の神経治療)を提供することができます。花巻市内の方はもちろん、市外の方々にもご利用いただいております。 歯の神経を抜いた時に行う根管治療。この根管治療の精度が高いか低いかによって、抜歯しなければならないか、抜歯せずに済むのか、大きな分かれ道となります。
「抜歯が必要である」という診断を受けた患者様でも、一度当院へご相談いただけると幸いです。診断させていただいた結果、抜歯をしなくて済む可能性も御座います。
当院では、セカンドオピニオン外来を積極的に受け入れております。
以前、抜歯の診断を受けた患者様も、過去にたくさんご来院されておりますので、お気軽にご相談ください。
歯の根管治療(神経治療)で重要なのは、根管清掃です。当院ではこの根管清掃に注力しており、抜歯の確率を下げて、再発防止を徹底して実施しております。マイクロスコープは肉眼の40倍以上に拡大できるという大きなメリットがあります。それによって、根管を正確に捉え、どのような状況なのかを把握することができるのです。マイクロスコープを使えば、肉眼であれば見落としてしまっているであろう状況でも、回避することができます。
リーマーと呼ばれる専用器具を使って、根管の拡大を行います。専用の洗浄液を流し込み、根管内の洗浄を行います。
根管内の洗浄・拡大後には、隙間の無いように薬剤を詰めていきます(根管充填)。この作業を徹底することで、根管の再感染率を下げることができます。
歯が欠損し、そのままでは被せ物の装着ができない場合には、土台(コア)で欠損した歯を補います。当院の土台(コア)の種類は次の通りです。
根管の封鎖を終えたら、被せ物を装着して終了です。元通りの状態に限りなく近付けるために、以上のような根管治療を行います。根管治療をしなければいけない状況になる前に、軽度の状態で歯医者さんへ通院することが望ましいです。
もちろん「むし歯にならないように定期的に通院するのが一番良い」というのは言うまでもありません。