歯科のボツリヌス治療とは、ボツリヌストキシンを筋肉に注射し、過剰な緊張を和らげることで、 歯ぎしりや食いしばり、顎関節症などの症状を改善する治療法です。主に、咬筋(噛むときに使う筋肉)に作用させることで、筋肉の動きを抑え、顎や歯にかかる負担を軽減します。
強い力で噛みしめる習慣があると、歯や顎に負担がかかり、歯のすり減りや痛みを引き起こします。ボツリヌス治療で筋肉の緊張を和らげることで、無意識の噛みしめの軽減が期待できます。
顎の筋肉の緊張が原因で、口を開けるときに痛みや違和感が生じることがあります。ボツリヌス治療により筋肉の過度な収縮を抑え、顎関節の負担軽減が期待できます。
咬筋が発達していると、エラが張って顔が大きく見えることがあります。ボツリヌス治療で筋肉をリラックスさせることで、スッキリとしたフェイスラインを目指せます。
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まずはお悩みや症状について詳しくお伺いし、生活習慣や症状の頻度などを確認します。
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歯のすり減りやヒビの有無、顎の状態、筋肉の緊張具合などを診察し、必要に応じてレントゲン撮影や噛み合わせの検査を行います。
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検査結果をもとに、食いしばり・歯ぎしりの原因を特定し、適切な治療方法をご提案します。
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症状に応じて以下の治療を行います。ボツリヌス治療(ボトックス注射)の施術時間は数分で、数日〜1週間後に効果を実感。噛み合わせ調整は歯の高さを微調整し、バランスを整えます。生活習慣指導・ストレッチなど日常でできるセルフケアをお伝えします。
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治療後の経過を確認し、必要に応じて調整を行います。定期的な診察で、再発を防ぎながら健康な噛み合わせを維持していきます。
効果の持続は約3〜6ヶ月程度。※部位や個人差により変動あり。
効果に個人差がありますので、当院は初回に3回セットをご購入していただいております。
施術後、一時的に噛む力が弱く感じることがありますが、日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。また、まれに内出血や腫れが生じることがありますが、時間とともに落ち着きます。
歯ぎしりや食いしばりによる 歯や顎へのダメージを軽減し、快適な生活を送るための治療 として、歯科のボツリヌス治療は有効な選択肢のひとつです。